新入社員ブログ② いいものは「無」説

こんにちは!大阪でパッケージをつくっている、川田紙工です。

雨の日がつづきますね。
ただいま、大失恋中なのですが、こういうときは雨も悪くないですね。(笑)
寄り添ってくれている気がします。

さて、今月のこばやしは箱の設計図を書く練習をしたり、お客さまや協力会社さまとの打ち合わせ、制作物の印刷の立ち合いに同行したりしています。

箱ってすごいんです。
たった1mmの違いで折り目がきれいになったり、フタが開けやすくなったり…!
細かい仕掛けがたくさん散りばめられています。

お客さまとの打ち合わせに同席したときは、先輩がどんな箱をつくりたいのかはもちろん、それだけでなく在庫場所や搬入経路まで含めて、お客さまのやりたいことが本当に叶えられるかの確認をされていました。

印刷の立ち合いに同行したときは、オペレーターの方が手作業で、天候や機械の性格、色の組み合わせなどによって設定をすこしずつ調整されていて、まさに職人技でした。

今まで見えていなかったことを知りはじめた1か月間だったと思います。

すこし話は変わりますが、ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか?
わたしは緑の日に京都の大文字山に登りました。

下山中、うわさで聞いていた飲める水が流れていて、さぞかし冷たいだろう、おいしいだろうと思って一口飲んだのですが、「無」でした。(笑) (いつも飲んでいるスーパーの水とのちがいが分りませんでした…)

わたしの舌がにぶい可能性は大いにあるのですが、それでもいいものって「無」なんじゃないかと最近思います。

1年前くらいに、ある地方で場づくりといえばこの人!というような方の地元紹介ツアーに参加したことがありました。
そのときも参加しながらどんなことをされるんだろうとその方を見ていましたが、なにも気づけませんでした。

あとからその方の弟子と話していてハッとしたことですが、場づくりはツアーがはじまる前からはじまっていたのです。
参加者のチャットグループでは、新しい人が入るたびに自己紹介をしたり、どんな会にしたいのかというゴールの共有を何度もしたりしていました。
そうすることで、スタートから参加者全員で無意識に場づくりをしていたのです。

そのときに、「無」であるためにはそれだけの準備や工夫が必要だと学びました。
「無」な水もなにもしなくてできたわけじゃないですもんね。

これまで普段使っていた箱も「無」であることが多かったと思います。
そのためには、1mmの工夫やお客さまの求めてらっしゃることの先まで想像すること、色味をギリギリまでこだわることなどたくさんの努力が必要なのだと学びはじめています。
土台として、ストレスがなく、問題がない箱、そんな「無」をつくるためにも先輩方をみて、勉強していきます。

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