2020/07/06
パケ学
こんにちは!大阪でパッケージをつくっている会社、川田紙工です!
第3回パケ学はジゴク底箱特集です!
ジゴク底箱(アメリカンロック)とは…。
箱の底を順番に組み立て、底を押し上げるしか解体することが出来ない箱の形状で、キャラメル箱より底が抜けにくい。
キャラメル箱と比べて重い物、例えば、文具、美容系などの生活雑貨、お菓子などの食品を入れる箱として使用されています。
今回はジゴク底箱(地獄底)の使用例を5点ほどご紹介したいと思います。
特徴:箱を開け、フタに入っている折り目で折ると、切り込み部分が起き上がり、フタを箱の背面部分にある切り込みに差し込むことでPOPになります。
パッケージ要素とPOP要素が合わさった箱です。
使用例:雑貨や化粧品などの美容系、お菓子などの食品の箱。
箱の側面部分と正面の一部を切り取ると中の商品が取り出しやすくなります。
また、一番前の商品を見せやすくすることもできます。
箱をそのまま什器として使いたい時に使用する形状です。
特徴:箱の側面についているフラップを折り目に沿って折り込んでいくと中に入れる商品が運搬中に箱の中で動かないように固定することが出来ます。
使用例:飲料や液体系の商品の箱。
フラップを中へ折り込んでいくと上の画像のようになり、このフラップの形状が商品(瓶類)のボトルネック(瓶に首)を固定します。
お酒やジュースなどの飲料系の商品を箱に入れるときにも使われています。
特徴:持ち運びしやすいように取手がついているためキャリー箱と呼ばれています。
ケーキなどを入れる箱としてキャリー箱はよく使われていますが、画像のように形状を工夫すれば、お菓子やお土産物の箱として他と差のつくパッケージになります。
使用例:お土産やお菓子などの食品系のパッケージ。
組み立てると、底は四角形になります。
持ち手の部分は箱の前と後ろが合わさり、持ち手ができます。
箱の正面に二箇所の折り目が入っており、組み立てると箱が、横から見ると三角錐のように見え、正面から見ると台形のように見えます。
特殊なキャリーケースになります。
特徴: 底が四角形になっている直方体形状の袋のことを角底袋と言いその箱バージョンだから角底箱と弊社では言っています。
元の形状が袋からきていても箱の形状に置き換えることができます。
使用例:生活雑貨やお菓子、お茶やコーヒー豆などの箱。
図面にすると上のようになります。
側面部分を中側に押し込むように折ります。
横から見ると紙袋に商品が入っているように見せることができます。
フタの部分は箱の後ろ側についている切り込みに差し込み部分を差します。
商品を棚に置き、展示、販売するだけではなく、丸穴があるので商品を吊下げて展示、販売することもできます。
封筒では底が抜けてしまいますので、重量のあるものを入れるのにお使いいただけます。
特徴:箱を横から見ると台形に見える形状の箱です。
台形に見えることで、他と差のつくパッケージになり、訴求効果を高めます。
使用例:お菓子などの食品系のパッケージ。
こちらの箱も商品を入れたとき中で動かないように工夫されています。
フタを開けると上の画像のように商品を固定する部分が現れます。
いかがでしたでしょうか。
元が袋の形状が箱になったものや、一般的なものと比べて特殊なジゴク底箱を5点、数ある中から今回はご紹介させていただきました。
箱に入れた商品を動かないように固定したり、箱をそのまま店頭で使用する什器にするなど方法はたくさんあります。
「箱がこうならないようにこうしたい。」 「箱の中にいれている商品をこんな風に見せる什器にしたい。」 「こん
な場面で商品をこう魅せたい、展示・販売したい。」 「ざらざらした紙で、こんなテクスチャの入った紙でこ
んなパッケージにしたい。」 「この商品を入れる箱をつくってほしい。」 など、お客様の様々なご要望、お悩みを
カタチにいたします。
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よろしくお願いいたします!
次回はワンタッチ底箱を応用した化粧箱についてご紹介いたします!