2021/04/05
パケ学
こんにちは!大阪でパッケージを作っている会社、川田紙工です!
今回からパケ学では各業界でよく使われているパッケージや什器の形状をご紹介していきます。
第12回では化粧品・コスメ業界に特化した形状をご紹介いたします。
化粧品のサンプルを配る時に使う台紙やパッケージ、什器をお考えの方必見です!!
特徴:マチがあるので厚みのあるボトル状の試供品を入れるのに適しています。
使用例:リキッドファンデーションや化粧水や乳液、美容液などの基礎化粧品のサンプル台紙。
商品をはめ込むための穴が(水色の枠線部分)があります。
この部分に商品をはめ込み化粧品・コスメのサンプルをお配りいただけます。
巻き台紙になっているので台紙を開くと上の画像のように台紙が開きます。
上の画像が図面青枠部分です。
この部分はボトルの形状に合わせて作ります。
巻き台紙とは…?? >>第10回パケ学と第11回パケ学で巻き台紙の形状を一部ご紹介しています!
特徴:シャンプーやトリートメントなどの重量のあるボトルを入れることができます。
商品が見えるようにパッケージに穴があります。商品が輸送中に動かないように商品を固定するためのゲスが入っています。
使用例:シャンプーやトリートメント、コンディショナーやボディーソープなどのパッケージ。
シャンプーやトリートメントといった重量のあるボトルを入れるので底が抜けないようにワンタッチ底になっています。
ゲスは商品のサイズに合わせて形状を変えます。
パッケージとゲス、または仕切りをお考えのお客様はまず川田紙工にご相談を!
商品の形状に合ったパッケージとゲス、仕切りをご提案させていただきます!
重量のあるボトルを入れるので素材は薄いダンボールです。
上の画像が今回使用したゲスです。
4か所を折るだけの簡単なゲスです。
穴に商品を差し込みます。
ゲスとは?仕切りとの違いは??? >>第6回パケ学で謎を解明してみてください!
特徴:背面部分を折り曲げるだけ、簡単だけど普通のパッケージと比べると訴求力のあるパッケージになります。
使用例:保湿クリームなどのフェイスクリームやボディクリーム、クレンジングバームなどの化粧品、コスメのパッケージ。
図面の青枠部分がPOP部分です。
パッケージの背面部分は上の画像のようになっています。
POPは折り目で折り曲げてからフタを閉めるだけで完成です。
フタを開くと下の画像のようになります。
この形状の他にも訴求力を高めるパッケージの形状があります。
過去のパケ学でご紹介しておりますのでご参考までにご覧ください。
>> 第2回 【パケ学】~キャラメル箱特集~
>> 第4回 【パケ学】 ~ワンタッチ底特集~
特徴:台紙中央部分にある切り込みと差し込みで台紙を留めています。
こちらも最初にご紹介した巻き台紙になっています。
使用例:パウチに入った化粧水や乳液、美容液などの基礎化粧品やBBクリームや化粧下地、リキッドファンデーションなどのコスメのサンプルを入れる台紙。
水色の枠線内の切り込みに商品サンプルを差し込みます。
サンプルが取り出しやすい、サンプルを入れやすいように半円の指穴が開いています。
上の画像が台紙を止めている部分です。
台紙を開くと下のようになります。
この台紙のサンプルを入れる面とその隣の面で糊貼りされています。
図面上では1面多かったですが、台紙を開ききると上の画像のようになります。
切り込みの数は入れる商品サンプルの数によって変えることができます。
サンプル台紙はこちらでもご紹介しています! >>第10回 【パケ学】 パッケージの代わりにもなる台紙特集 第2弾!
特徴:パッケージとしてもディスペンサーとしても使える形状で、
使用例:化粧品・コスメトライアルセット(トライアルキット)のパッケージ。
フタを開けると逆L字型のマドがあります。
パウチに入った化粧品・コスメを台紙に差し込み、セットします。
台紙が減ってきたら図面青枠部分を中に押し込むと台紙が前に押し出されます。
フタを開けると上の画像のようになります。
両側から包むようにフタを閉じると六角形になる少し変わった形状のパッケージです。
フタ部分を後ろで下の画像のように組み立てます。
これで自立するスタンドになり、ディスペンサーとしてお使いいただけます。
台紙がなくなってきた場合、先ほどご説明した図面の青枠部分です。
上の画像のように中に押し込むと台紙が前に詰められ取り出しやすくなります。
スキンケアのトライアルセットのサンプル配布用にいかがでしょうか。
特徴:背面と前面部分にPOPがついたカウンター什器です。
今回は什器に商品を差し込む式の什器になっています。
使用例:化粧品やコスメなどのカウンター什器。
イズが大きな什器で背面POPを両面テープで固定してPOPがぐらつかないように、または、背面POPが反ってこないように両面テープで貼り合わせたり、什器を組み立てる際に両面テープを使用することが多いと思います。
今回考えたカウンター什器は両面テープを使用せず、すべて切り込みと差し込みで什器本体、背面POPを組み立てることができます。
背面POPを什器本体に取り付けるのも両面テープを使用せずに背面POPについている差し込みを本体に差し込むだけで簡単に取り付けられます。
背面POPだけを今までつけていたものとは違うものに変えたいとき、簡単に変えることができる形状です。
前面POPは水色の枠に囲まれた差し込みを本体の水色枠の切り込みに差し込みます。
前面POPを取り付けると下の画像のようになります。
下の画像が背面POPです。
背面POPは本体フタとの隙間に差し込みます。
いかがでしたでしょうか。
今回のパケ学では化粧品・コスメのパッケージやサンプル台紙、什器をご紹介いたしました。
ご紹介した形状は化粧品・コスメに限らず他の業界でもご使用いただける形状だと思います。
「こんな風に商品を魅せたい」「パッケージに訴求力を持たせたい。」「こんな形状でサンプルを配布したい」などお客様の様々なご要望、お悩みをカタチにいたします。
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よろしくお願いいたします!