2020/08/03
パケ学
こんにちは!大阪でパッケージをつくっている会社、川田紙工です!
第4回パケ学はワンタッチ底箱特集です!
飲料系、化粧水や乳液といったコスメや化粧品、お菓子や健康食品などの様々な業界で使用されているワンタッチ底箱の使用例を5点ほど紹介したいと思います。
特徴:商品サイズよりパッケージの幅が広い分、訴求面積が広がり、通常のパッケージより訴求力のある形状になっています。
商品をよりアピールしたい時に使用する形状です。
使用例:化粧品やコスメなどの美容系や生活雑貨などのパッケージ。
一番大きな赤枠部分が本来の箱としての広告面積ですが、この形状にすることでさらに青の斜線部分も広告面にすることができます。
商品をより目立たせたい時や、パッケージのマド(穴)から商品本体が見えるようにしたい時にもお使いいただける形状です。
商品を棚に置き、展示・販売するだけではなく、丸穴があるのでヘッダーとして商品を吊下げて展示することもできます。
まずピローケースについてご説明します。
図面にすると上の画像のようになります。特徴:組み立てると上下のフタが湾曲する形状で、組み立てたときに枕の形(ピロー)に似ているためピローケースと呼ばれています。別名、パインケースとも呼ばれています。組み立てやすさ:★★★★☆
よく使われているもの:食品やお菓子、お茶の葉やコーヒー豆、アクセサリー、ネクタイなどの衣類品やペンなどの雑貨、ギフトやノベルティ、商品のサンプル用箱。
上下のフタを閉めるだけで組みあがります。比較的軽いものを入れるのに適しています。
特徴的な形状のため、他と差の出る目立つパッケージになると思われます。
湾曲している角度部分が箱の厚さを決めます。
上の画像のようにこんなに薄いピローケースもあります。
それでは、このピローケースとワンタッチ底が合わさったパッケージの形状をご紹介します。
特徴:普通のピローケースでは底が湾曲して自立しませんが、底がワンタッチのため自立します。
特徴的な箱にしたいが、商品を横に倒したくないときに使用できます。
使用例:お菓子や食品、生活雑貨など箱。
組み立てると底は四角形になりますが、箱の中心に折り目はないので曲線部分に沿って楕円状になります。
特徴: 箱の中に複数の商品を入れて運搬し、その箱をそのまま什器として利用したい場合によく使われる形状です。
フタ部分はPOPとして使うことができます。
使用例:化粧品やコスメなどの美容系やお菓子などの食品系の箱。
点線部分を切り取ると商品の取り出しやすい什器になります。
切り取ると右上の画像のようになります。
フタ部分はは箱の背面部分にある切り込みに差し込むことでPOPとして使用できます。
上の画像のように什器としてご使用いただけます。
特徴:フタ部分以外の三辺を折り曲げて組み立てるとできる額縁がついています。
使用例:健康食品やお菓子や食品系、ギフト用などの高級な商品の箱。
この額縁と呼ばれる部分は組箱でよく使用されています。
お中元やお歳暮、お土産の箱などで商品を高級に見せるために使われています。
上の画像のように普通の箱と比べて側面部分にマチがついています。
ワンタッチ底箱の形状と合わせて使うことで以前、キャラメル箱特集でご紹介したブック型のパッケージに近い形状になり、より特徴的なパッケージができあがります。
特徴:持ち運びしやすいように持ち手がついています。切り込みと差し込み部分がついているので、手提げとして使用しない通常の箱としても使用できます。
使用例:洋菓子店などでケーキやドーナツなどのお菓子を入れる箱。
ちなみに、形状のご紹介ではありませんが、印刷をしない無地の箱に紙マークを表示することができます。
箱の形に型抜きをするときに使用する木型に紙マークの刻印をセットして加工するだけなのでコストを抑えることができます。
木型でみると刻印は上の画像のようになります。
数字を刻印で加工することもできます。
無地の化粧箱がいいけどちょっとしたワンポイントを箱につけたい時にはこういった加工もできます。
いかがでしょうか。
今回はワンタッチ底箱の使用例を5点ほどご紹介いたしました。
木型についてはまたパケ学のどこかでご紹介できたらと思っております。
底はワンタッチ底だけど高級感を出すために額縁をつけたり、特徴的な形状にしたいのでフタ部分をピローケースの形状にしたりなど、通常の箱の形状に+αすることもできます。
商品をこんな風に見せたい、商品を見たお客様にこんな風に感じてもらいたい、より手に取ってもらいやすくしたい、コストを抑えるたえに無地箱にしたいが何かワンポイント欲しいなど、お客様の様々なご要望、お悩みをカタチにいたします。
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よろしくお願いいたします!
【パッケージ展2020】
開催日時:2020年8月6日(木)10:30-17:00 ※完全事前予約制
①10:30〜12:30 / ②13:00〜15:00 / ③15:30〜17:00 の3部制とし、各回定員200名までの先着順となります。
また、会場が混み合う場合は、入場制限を行うことがあります。ご了承ください。
開催場所:大阪産業創造館3F・4F ※受付4F
ブース番号: 13(3F)
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